人として、人だけを見る。

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今の仕事をしていると、俗にいう「かわいそう」な子どもによく出会う。

いじめ、虐待、障害。。。しかし、「かわいそう」は何も生まない。

彼ら彼女たちに必要なものは同情でなければ、支援でもない。今日はそんな話。

昨日の続き。

 

「人生、終わってるから。」

大向のみてる子どもたちは、そんなことをよく言う。

頼れる両親はいない。

高校行ったとしても、卒業したらすぐ自立して一人暮らし。

楽しい事なんて、何もないから。

 

なりたいもの?ないよ。

てか将来どうなりたいか、考えても無駄で、

どうやって家賃とか払って生活するかを考えるので精一杯よ。

 

生まれてきた時から、人生詰んでるから。

 

良いよな、普通に親がいる家は。

普通に大学行って、普通に遊んでが出来て。

いいよな。自分にはできないもん。

 

 

こんな子どもの話を聞いたとき、どう思うか?

よく出てくる単語がこれ。

「かわいそう」

 

しかし、声を大きくして社会に問いたい。

そんなわかりきったこと言って、何の解決になるんですか?

と。

 

いじめを受けました。

虐待を受けました。

引きこもりました。

不登校になりました。

非行に走りました。

両親いません。

少年院入りました。

生活保護で食いつないでます。

 

そりゃ、心の片隅には、「かわいそうに。」

と思う心がある。

子どもがボロボロ涙を流しながら、自分の過去を教えてくれたときは、

感動ドラマのように泣きながら、何も言わずに抱きしめたくなるようなときもある。

でもね、そこで終わったら教育じゃないんですよ。

 

どんな言葉をかけても、慰めても、励ましても、

理解してあげても、心のよりどころになってあげても、

気持ちが楽になることはあっても、生活が何も変わらないんですよ。

 

かわいそうに、かわいそうに、

と声をかけ続けられた子どもは成長をしない。

 

問題を抱えたまま、世の中を、他人を憎んだまま社会に出て、

気付けば挫折して、気付けば借金を抱えて。。。

同情をしても、意味がない。

 

だからと言って、支援もしてはいけない。

 

日本の社会福祉も捨てたものではなくて、

例えばお金がない子が本当に大学へ行きたいなら、

授業料減免+無利子の奨学金制度があって、それを頼ることができる。

心に大きな傷を受けているということで、何もしたくなければ、

生活保護を受給して、一生働かずに食べることができる。

 

欲しいものは、意外と簡単に、誰かからもらえる。

 

でも、そうやって物やお金を引っ張ってきて生きて、

生活することができても、問題は何も解決しない。

その子自身の人生を歩むことはできない。

 

だから、子どもの進路選択に携わるとき、

これらのことを全部話したうえでこんなことを聞く。

 

お前は社会的にかわいそうだ。

たぶん、誰もが認めるぐらい、可哀想な人生を歩んできてる。

当然、助けてくれる人やはたくさんいるし、制度もある。

 

だから、選べ。

一生かわいそうな人間として、

周りから同情されながら楽に生きたいか?

それとも、苦しいけれど、自分の人生を生きたいか?

自分で、考えて選べ。

どっちを選んでも、全力でその道に進む方法を教えてやるから。

 

何が幸せかなんて、実際わからないだろうと。

周りの評価なんて気にせずに、楽に生きたいのであれば、

一生支援されて生きるのも、幸せの一つの形だろうと。

 

だから、ここからはあくまで大向の主観。

自分が同じ境遇にあったとしたら、

苦しくても自分の人生を歩める道を選択したい。

 

生まれた環境が不幸な環境で、

それに甘えることができたとしても、

そんな人生、絶対につまらない。

 

一回しかない人生、

80くらいまで、どうにかお金を集めて、

生存することが目的じゃない。

 

自分として生まれたのであれば、

自分として生きることが目的なのだと。

 

だから子どもたちに、同情も支援もしない。

その代わりに、教育をする。

 

彼ら彼女らが成長し、

自力で社会に出て、自分の人生を歩めるように。

 

支援制度で食いつないで、

ずっと惰性で生きて、死ぬときに

「なんで生まれてきたんだろなー」

なんて人生を歩ませたくない。

 

苦しい道を歩ませるかもしれない、

だけど、だけど、死ぬときに、

「苦しい人生だったけど、何だかんだで生まれてきてよかったな。」

と思えるような人生を歩ませてあげたい。

 

だから子どもたちに、同情も支援もしない。

その代わりに、教育をする。

 

それが、NPOとびらっていう団体なんだぞと。

 

さてさて、満足いくまで語ったので、今日はここまで、

またの更新をお楽しみに。

 


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