頭が良いとは何か? その1

1461225999853

子どもや保護者の方と話してると、よく耳にするフレーズがある。

「私は(うちの子は)頭が悪くて・・・」

さて、今日は頭の良し悪しについて語る。

過去に見てきた子どもの事例、二人ほど紹介する。

 

ケース① 記憶ができない少年。

彼と出会ったのは、彼が中学3年生の時。

テストの点はそれは無残なもので、

特に英語は、たまたま正解にあたった

選択問題以外何も正解してないという。

 

彼と話していると、よく言うフレーズがあった。

「俺、頭悪いから、何も覚えれんのよ。」

 

試しに知ってる英単語を何個かけるかと、

レポート用紙で試してみた。

I,You,Play,a,an,the,is,,,,,

結果は、10個もかけないかった・・・

 

さて、そんな彼との関わりは、勉強だけではなかった。

彼はゲームが大好きで、

よくドラゴンクエストの話をしていた。

 

さて、彼との話によく出ていた、

ドラゴンクエストモンスターズと呼ばれるゲーム。

登場するモンスターの総数は

なんと803種類。

 

彼は、その803体の名前、ビジュアル、ステータス、スキル、入手方法を

ほぼ全員分覚えていた。

 

さらに言えば、それぞれのモンスターには、

それぞれ5通り以上の育成方法があり、

さらに、その803体から4体を選択して、チームを組む。

その組み合わせの数、約170億通り。

 

その知識をどれだけ集められるかが

対戦の勝ち負けを分けるわけだが、

かれは、有名な育成論、戦略をかなり熟知していた。

 

そして、彼は言う。

「俺、頭悪いから、何も覚えれんのよ。」

 

ケース② 考えられない少年。

 

その少年は、特別支援学級に通う男の子。

歳は中学生だが、学習でかなり遅れを取っており、

単純な足し算、引き算、文字の読み書きで詰まっていた。

 

その子の支援をしている方、その子自身、口をそろえて言う。

 

俺は(この子は)頭悪いから、頭の中で何も考えれんのよ。

算数とか、頭の中でやるの無理だし、

文字とかも、なんとなくイメージはあるけど、書くのができん。

 

さて、彼を含める10人ぐらいの子どもの中で、

将棋が流行った。

 

大向も幼少期から将棋が大好きで、

彼ら彼女らと会うたびに将棋のトレーニングをしてあげていた。

 

その中には、小学生の子どももいれば、

普通に松山市内トップの県立高校を狙う、

俗にいう’頭がいい子’がいた。

 

結論から言うと、一番強くなったのは、

発達障害の彼だった。

 

余談であるが、大向は将棋が得意である。

小学生、中学生の頃、毎年夏に岡山である将棋大会にでては、

上位入賞、最高は3位を取って、表彰されたこともある。

 

それからも趣味として将棋を続け、

大学の将棋部の子と将棋をしても、

いい勝負をできる。

 

そんな大向を、彼は追い込むことができた。

 

九九はできない、漢字は書けない。

でも、思考と直感が求められる知的なゲームで、

大学生レベルに到達していると。

 

そして、そんな彼は言う。

 

俺、頭悪いから、何も考えられないんよ

 


 

さて、彼ら二人は、一般的にテストで点を取ることができない

’頭が悪い’と評価される子ども達である。

 

しかし、記憶力にしても、思考力にしても、

学校のテストの点数で評価される部分について、できていないだけで、

その他の部分では、同世代を卓越している場合がある。

 

教育者として、大向は信じている。

彼らと関わり、彼らの考え方を分析することで、

そこに可能性が生まれると。

 

 

「テストの点が取れないから、頭がよくない」

そんな事実はありませんと。

 

彼ら彼女らが、何に興味を持ち、何をどうやって学ぶかがわかれば、

その知識の定着法を応用したり、

あるいは特定の分野で優秀な活躍を収めることができますと。

それを証明してやるぞと。

 

そんなことを、思っております。

 

さてさて、今日はここまで。

この話に続き、今の段階で分かっている

記憶の定着と効率的な学習法について書きます。

勉強に悩む中高生、子育てに悩む親御さんの方々、必見です。

 

ではでは、またの更新をお楽しみに。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です