頭が良いとは何か? その3

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頭の良い悪いをつかさどる要素として、

インプット、セーブ、アウトプットの三つ

今日は、その核心を語る。

 

一昨日の話 と 昨日の話の続き

まずは、知識のアウトプットに焦点を当てる。

 

昨日話した通り、自分の脳の中にある知識をアウトプットできるかは、

その知識の記憶方法による

 

そのわかりやすい例が先日も説明した漢字で、

漢字を、部首という部品の組み合わせでとして記憶すれば、

要求された漢字を書いたり表現したりしやすいが

全体のバランス、画像のイメージとして記憶すると、

読んだり、意味を捉えたりすることはできるが、

書いたり、人に説明することができなかったりする

 

現に、数世紀前の学校が無かったころ、

教育を受ける機会がなく、一般庶民は文字を書くことができなかった時代でも、

生活の中、看板などに出てくる字を読むことはできたという。

 

さて、さらにここに概説を与える。

皆さんは、以下の文章を見たことがあるだろうか?

 

404Not Found このページは存在しません

 

おそらくこの文章を見た方のほとんどの人が、

「あ、ホームページが削除されてた時にでるやつだ!」

と答えるだろう。

 

あるいは、この文章に今見覚えがないとしても、

自分でインターネットをしていて古いぺージを調べて

この文章が表示されたとき、

おそらく、この文章が言いたい事を認識することができるだろう。

 

では、逆を問うた場合はどうだろうか

「ホームページが削除されてた時に出る文章は?」と聞かれて、

ソフト404の数字がでてきたり、Not Foundという英語が、きちんと出てくるだろうか?

いや、きっと出てこない。

 

つまり、我々のほとんどは、

「404Not Found このページは存在しません」を画像として認識しているのである

 

このことを意識して、勉強ができない子と接すると、

かなり効率が上がる。

 

「This is a pen.」 これはペンです。

という文章を用意したとき、我々はとても簡単に理解ができる。

This(これ)が主語

isはBe動詞で、「This is~」 で 「これは~です」と訳す

penは数えることができるから、冠詞のaをつける必要がある。

だから、「This is a pen.」

論理的に記憶してるし、説明もできるし、応用もできる。

「あれはペンです。」なら「That is a pen.」

「これは鉛筆です。」なら「This is a pencil.」

 

しかし、もし

「This is a pen.」を画像で覚えたらどうだろうか?

これが典型的な勉強をできない子どもの例、

先述の「あれはペンです。」や「これは鉛筆です。」に対応できない。

なぜなら、彼ら彼女らは、

「This is a pen.」の意味はわかるけど、

どうして「This is a pen.」の訳が「これはペンです」となるか、知らないからである。

 

「答えだけ教えても、子どものためにならない!」

というのは有名だが、その核心が今日の話。

脳の記憶の仕組みから考察すると、上の言葉の正当性が証明できる。

 

だから本当に残り、応用できる知識を伝えるには、

「どうしてそうなるか?」

の部分を、伝える手段が必要なのである。

 

あえて言葉を選ばず、傲慢なことをいうなれば、

この「どうしてそうなるか?」の部分を伝える手段をきちんと確立させれば、

中学生レベルの英語や数学であれば、

それまで点数が20点もなかった子どもでも、

簡単に80点後半、場合によっては100点をとらせることは、

大学生でも、一般家庭の保護者でも、誰でも簡単にできる。

 

まぁ、そのやり方を会得するのには、

すこしトレーニングがいるんだけどね。笑

 

最後に。

今回、三回にわたって書かせていただいた、「頭が良いとは何か?」について、

今まで述べてきた通り、頭の良い悪いは、純粋にテストの点数で評価することはできない。

最初に説明した、ドラクエの記憶力に特化した少年、将棋の思考力に特化した少年。

彼らは確かに、一般的に頭が悪いに分類される人間である。

 

しかし、その原因は、たまたま英語や数学に興味が持てないので、

「どうしてそうなるか?」ということに関心を持たず、

黒板に書いてあることや、教科書の説明を画像として覚えているだけにすぎないと。

 

逆に彼らは、

興味があることにはとことん、「どうして?」を追い求めている。

そして、強い人の行動を参考にしている。

 

ドラクエであれば、大会とかで優勝したチームの編成を見て、

どうしてそのキャラそのスキルを選択したのか、自分で考える。

そしてそこから、自分だけの編成を編み出す。

 

将棋であれば、自分より強い相手の戦術。

どうしてこのタイミングで、角の交換をしたのか。

どうして穴熊囲いを崩せないのか。崩してる人は、どこからどうやって攻めているのか。

そして、そこから自分だけの戦略を生み出す。

 

彼らは常に、自分の興味がある分野で、傍観者にならない。

「もし自分だったら、どうするか。」

「どうしてあんな行動を選択したのか。」

 

成功した事例を覚えるのではなく、

どうしてその成功が生まれたのかを考え、

その思考の流れも合わせて覚えるのである。

 

彼らは決して頭が悪いわけではない。

たまたま、学力という物差しで、能力を発揮できないだけであると。

 

 

だから結論。

頭が良いということは、

身の回りで起きる現象、

初めて出会った体験、及び知識に対して

常に「どうして?」を持てることである。

 

そして、我々のような教育者、大学生、大人も理解し、成長する必要がある。

子どもは勉強できないのは、

一定以上で伸び悩むのは「どうして」なのか。

「どこに」つまずいているのか。

勉強時間が足りてないからでしょ。 とか

やり方が悪いからでしょ。 なんて、愚の骨頂。

我々が、子どもを理解できない限り、子どもの成長は生まれない。

 

そして、我々も「どうして」を常に求め続ける必要がある

知的好奇心に従って、自分の知らないことを知ることの大切さ、楽しさ。

我々先輩が、大人が、その心を忘れて、持ってなくて、

子どもは誰を見て、「どうして?」を思えるようになるのか。

子どもは誰を見て、勉強の仕方を確立させるのか。

 

子どもにとっての一番の教材は、

教科書や辞書でなければ、問題集でもない。

身の回りの大人が持つ、知識に対する欲求が一番の教材になるのである

 

 

さてさて、長々と語りましたが、

今回の話はこの辺りまで。

 

気付かれた人はいると思いますが、

実は少し省いてて、今回はあくまで、暗記や基礎内容についての学習についてで、

発展的な応用や記述など、自分の頭の中の知識を組み合わせて使う内容については

全く触れてないこと、

そして一番大事な「学習方法」については述べてないこと、

前者の知識の組み合わせについては、近日中にテーマとして扱わせていただきたいと思います。

 

そして後者の学習方法については、しばらくは門外不出、

というか、唯一である大向の商売道具であるわけだから、

これをやすやすと話して皆が使っちゃうと、うちの塾が潰れちゃうなと。笑

その代わりに、直接会いに来て下さり、うちの塾の見学をしてくれた方には、

現場も含めて、ちょっとずつ小出しをしていくスタイルでいこうかなと…

考えております。笑

 

ではでは、今日はこのあたりで。

またの更新をお楽しみに。


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