自己責任と思うことにしている。

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子どもと関わっていると、よく聞く言葉がある。

“○○のせいで~” ”だって○○だと思ってたから~”

この言葉、絶対使わないほうがいいと思う。今日はそんな話。

 

人間の防衛機能に関する言葉で、

投影性同一視と呼ばれるものがある。

 

投影性同一視

1946年に児童分析を専門とする精神分析家

メラニー・クラインによって提唱された。

 

この防衛機能は、与えられた事情に対し、

その原因を無自覚のもとに創造し

それを他者や環境の中に存在すると

決めつけてしまうことである。

 

簡単に言ってしまうと、無意識に決めつけて人のせいにしてしまうことである。

 

例えば、学校でリレー大会があったとする。

出場するチームの実力は均衡していて、

見応えのあるレースだった。

 

しかし、そこまで一位通過していたチームのアンカーが、

バトンパスを失敗してバトンを落としてしまった。

 

ところが、そのアンカーは陸上部のエース、

素早いフォローから、バトンを拾い直し、

抜かれた相手をごぼう抜きで抜き返す。

が、しかし、一位のチームに2秒差で負けてしまった。

 

多くの人は、バトンパスのミスを非難する。

あるいは、陸上部のエースを非難する。

チームの敗北の原因は、そこにあるぞと。

 

しかし、チームで負けた2秒。

20人チームだとしたら、1人あたり0.1秒

20人チームだとしたら、

何人かはベストを尽くせなかった人もいる。

何人かは、タイムを縮められた人もいる。

 

そうにもかかわらず、

全ての敗北は、そのバトンパス前後に集約する。

 

それはなぜか?

自分が傷つきたくないからである。

 

一人あたり0.1秒

そのことに気付いてしまうと、

自分も敗因の一人であると感じるようになる。

そうなると、自分の心にストレスが生まれる。

 

あるいは、他のリレーメンバーの批判もしない。

なぜなら、自分と同じ境遇のものを批判すると、

その評価が自分に返ってくる可能性があるからだ。

 

だから我々は、

原因の根本を分析するのではなく、

一般的で印象的な事象に、原因を集約させるのである。

 

そして、ここからは大向の個人的な統計。

この機能は、

怒られて育った人がよく使う

 

例えば人と待ち合わせをしていたが、

その人が直前でキャンセルをしたとする。

 

その人は、様々な理由で言い訳をする。

「今日は少し、体調がすぐれなくて・・・」

「どうしてもバイトに入ってほしいと頼まれたので・・・」

「仕事の予定ができたのでそっちを優先したくて・・・」

 

それは何故か?

簡単。自分が非難されたくないからである。

 

“体調がすぐれない”といえば、

“大丈夫?気にせず安静にして‼”

と返ってくる。

 

“急にバイトが入った”といえば、

“それは大変だね、また今度にしよう!”

と返ってくる。

 

“仕事の用事ができた”といえば、

“そっちがメインだもんね、しょうがないよ!”

と返ってくる。

 

おそらく上記のような理由では、

“そんなの関係ない!約束してるんだから来いよ!”

とは誰も言わない。

なぜなら、一般的にキャンセルしたほうにとって

回避することが難しい問題だと考えやすいからである。

 

逆を言えば、

予定をキャンセルする側に立つと、

いかに自分のキャンセルが正当なものか、

いかに批判されることを回避するかを意識するようになる。

 

そうなるとどうなるか?

こういった予定のキャンセル云々ならまだしも、

例えばグループワークの際、

例えば何らかの企画の際、

自分にある原因と向き合わず、

他者や環境に原因を投影する癖がつく。

その結果、成長しなくなる。

 


大向は、全ての失敗を自分のせいにすることにしている。

身の回りに起きるすべての事象の原因に、

仮に相手が99%悪かったとしても、

自分にある1%を責めることにしている。

 

なぜか?

成長するからである。

 

というか、失敗を自分のせいにしたほうが、

いろいろスムーズに進むからである。

 

例えば数人で何かをして失敗をしたとき、

反省会で原因を押し付けあう。

 

その時間がすでに無駄。

“自分のせいじゃないからー”とか

“情報が共有されてなかったー”とか

“運が悪かったー”とか

そんなの本当にどうでもいい。

その時間が無駄。

 

大切なのは、いかに同じ失敗を繰り返さないか。

そのために、どうすればいいかを考えること。

だから、失敗を非難する必要もないし、

その原因を押し付けあう必要もない。

 

原因が何かが大切なわけで、

原因がどこにあるかはそこまで大切じゃない。

 

というか、全て自分のせいにしとけば、

とりあえずスムーズに進む。

そっちのが効率がいい。

だから、大向はすべてを自分のせいにする。

そして、その先を大切にする。

 

学生時代に付き合ってた彼女と

かなり前から計画建てて旅行したとき、

当日、天気はあいにくの土砂降り雨。

そんななか、二人の機嫌も悪くなって喧嘩して、

雨が降ったのは、

あなたの日頃の行いが悪いからなんよ!

と怒られたのも、もしかしたら投影性同一視の一つで、

そのおかげで自分は、すべてを”自分のせいだ”と思えるようになったのかなー

なんて、自分の変化の原因を思い出に投影してみる。

 

そうだ、雨が降るのは、大向のせいだ。笑

 

さて、今日もよく語った。

今日はここまで。

 

ではでは、

またの更新をお楽しみに。

 


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