どうやって人の心を読み取るか? その1

DSC_1608

心理学のをするとよく、うさんくさいといわれる。

しかし、そんなことをいいつつ、興味津々で聞いてくれる。

なぜなら、誰もが思うからである。 他人の心を読み取ることができれば・・・と。

 

昨日の内容と同じような分類の言葉だが、

人間の防衛機能の一つに投影という機能がある。

 

投影

自分の心理状態や思考をヒトやモノに映し出すこと。

 

我々は無意識の間に、この投影を多用している。

 

例えば我々は、ニコニコしている人を見たとき、

この人は機嫌が良いのだろうと認識する。

 

あるいは、よく会う人の声のトーンが通常より低かったとき、

この人は何か嫌なことがあったのだろうと認識する。

 

極端な例を挙げるとなれば、

夜道、ナイフをもって歩いている人を見ると、

「この人は自分を刺す気ではないか?」という認識をし、

恐怖に陥ることもある。

 

我々は一般的に、他人の心をそのまま読み取ることができない。

しかし、いつもと違う相手のしぐさや表情を、

今まで生きてきた自分の常識に当てはめることで、

他人の心を無意識に仮想して認識する。

 

もしかすると、ニコニコしている人は、

ただのから元気の作り笑いで、

辛いからこそ笑ってるかもしれない。

 

もしかすると、声のトーンが低い人は、

前日のお酒の席で大きな仕事を任されテンションは絶好調だが、

二日酔いでしんどいだけかもしれない。

 

しかし我々は、

ニコニコ=幸せ、声のトーンが低い=辛い

のように、常識の方程式に当てはめることで、

他人の心を認識する。

これが投影の仕組みである。

 

皆さんの想像通りで、この投影は大体うまく働く。

ニコニコしてる人は、大体の場合嬉しいし、

いつもよりテンションの低い人は、大体の場合何か辛いことがあった。

 

だからといって、”じゃぁシンプルに投影すればいいやん”となるべきではない。

 

例えば大向であれば、心理学のスキルを学ぶのが好きで、

人より多くの知識を持ってる自信があるし、

まぁ子どもと関わる際に、仕事の中で使うので、

人よりも心理学のスキルを使ってる自信がある。

 

しかし、だからと言って、24時間

人と関わるときに常に使っているわけではない!

 

というか、子どもと30分のカウンセリングをしたとして、

意識して心理学のスキルを使うのは、

ほんの3分ほどの間であると認識している。

 

なぜなら、子どもの心に踏み入る分岐点となる瞬間、

自分の心をごまかして話そうとする瞬間は

30分の話の中では、3回4回ほどしかなく、

それ以外の時は、そこまで踏み込む必要はない。

 

30分かけて、10個のトピックの話をしたとして、

その子の心の核に迫る話は1個あるかないか。

専門的なスキルを使って相手の心を解析する必要がある時間。

一般的に”こいつ何考えてるかわかんないや”と匙を投げてしまう瞬間は

30分のなかに、3分もない。

 

逆を言えば、専門的な心理学のスキルがなくても、

30分のうち27分は、

大体あいての感情を受け取ることができる。

 

その27分は、投影がうまく働く。

だから、多くの人は、

子ども達が密かに発信する本音を、SOSを受け取ることができない。

なぜなら、会話しているうちの90%はうまくできてるから、

この人の話、自分は理解できてるな“と錯覚するからである。

 

しかし、多くの場合、

話の中で一番大切になる部分、本音の部分は

残りの10%に残されている。

 

だから、毎日仲良く話していた関係でも、

“ずっといたのに、全然気持ちわかってくれなかったよね!”となったりする。

 

というか、長くいる関係のほうが、

ニコニコ=幸せのような方程式関係が培われやすいので、

相手のことを知れば知るほど、本音を見落としてしまうことになる。

 

だから、人と関わることを仕事にするのであれば、

30分の間、1秒たりとも相手の心がわからない瞬間がないよう、

努力をしなければならない。

1回たりとも、”相手はこう思ってるんだろう”

と、勝手に想像して、投影してはいけない。

 

では、投影せずに相手の心を読み取る手段についてだが・・・

今日はもう長く語ったので、続きは明日にしようと思う。笑

 

ということで、今日はここまで、

またの更新をお楽しみに。

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です