自分だけ不幸だなんてありえないから。 その1

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子ども達と話していると、こんなことをよく耳にする。

「なんで俺だけ…なんで私だけ…」と。

そんなときに子ども達にする話について今日は語る。

 

まず、子どもたちの悩み相談を受けたとき、

やってはいけない返しを2パターン紹介する。

 

①.みんな頑張ってる説

 

何言ってるの!あなたが知らないだけで、

みんなどこかで辛い思いしてるの!

それでもみんな頑張ってるの!

だから、あなたも頑張りなさい!

 

子ども目線で立って考えると、恐ろしい裏切りである。

悩みを打ち明けるには、勇気がいる。

だけども勇気を振り絞って、相談をしたと言うのに、共感しようとせずまさかの全否定。

 

そして、恐ろしき大衆民主主義。

みんな辛い思いしてるから、あなたも辛い思いして当然だと。

みんな頑張ってるから、あなたも頑張って当然だと。

恐ろしいほど筋の通らない論理展開を、あたかも当然のように使う。

 

このせいで、子どもが落ち込んでしまった場合は、

“だって他の先生(親)も、生徒にこうやって声かけてるじゃん!!”

なんていうのだろうか?笑

 

②.わたしは味方だよ説。

 

そうなんだ、今まで辛かったんだね。

大変だったんだね。

でも大丈夫だよ。

今日から私が味方だから。

 

最近はやりの言葉、

「子どもの心に寄り添う」だとか、

カウンセリングマインドとかって知識を

すこしかじっただけの人たちがよく使う言葉。

 

味方になっただけでは、根本的な問題は解決しない。

問題から目をそらしてしまうと、

内在的に存在する問題が子どもにストレスを与え続けてしまう

 

問題は、解決する必要がある。

 

 

確かに、この声掛けで楽になる子どももいる。

しかし、この楽になるというのは、問題の解決ではない。

 

そして、この方法で楽になった子どもは、過度に甘えることを覚える。

 

しんどかったら、周りに相談すればいい。

そしたら励ましてもらえるから。

 

最近よく見かける、

facebookやtwitterに

“病んだ。もう無理”なんて投稿してる人たちは、まさにこれである。

 

彼ら彼女らは、励まされたいのである。

“なんかあったの?”と心配されたいのである。

“話聞くよー”と言われたいのである。

 

なぜなら、自分は悪くないと思いたいから。

自分が正しいと思いたいから。

 

今の自分の環境では、

自分を正しく評価してくれる人がいない。

でも、環境を変えれば、自分を評価してくれる人はいる。

自分が正しいと言ってくれる人がいる。

そう思いたいのである。

 

人間の脳にありがちな誤作動の一つで、

本当に馬鹿げた話だと思う。

 

だって、

「あなたは間違っている!」

と評価されたら、

「この人たちは自分のことをわかってくれない!」

と相手を評価し、

 

「あなたは正しい!」

と評価されたら、

「この人は自分のことをわかってくれてる!」

と相手を評価するわけだ。

 

他人が自分のことをわかってくれてるかの尺度を、

褒められたかけなされたかで評価するのは愚かである。

 

“できてないこと”を、”できている”と評価するのは危険である。

相手を全肯定して、味方になるというのは、

100点満点のやりかたとは言えない。

 


 

ということで、今日はここまで。

明日は、子どもの悩み相談を専門の仕事としてる大向が、

100点満点の悩み相談について語る。

 

ここだけは偉そうに言わせてくれ。それぐらいしか能がないのだ。笑

ではでは、

またの更新をお楽しみに!


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