自分だけ不幸だなんてありえないから。その2

1461225999853

前の続き

子どもに悩みを打ち明けられたとき、どう接するべきか。

大向なりの答えを語る。

 

簡単におさらいから。

子どもに悩みの相談をされたときにやってはいけない返しは二つあった。

 

一つは、「みんな頑張ってるんだから、あなたも頑張りなさい」

もう一つは、「そうなんだ、辛かったんだね、私は味方だよ」 である。

 

正反対のような声掛けだが、前者と後者には一つの共通点がある。

それは、問題と向き合ってないということだ。

 

悩みを人に打ち明けるには、勇気がいる。

その勇気を振り絞れる人間は、自分である程度は問題を解決しようとしてきた人間である。

でも、自分で解決できなかった。

そこで、人を頼った。

つまり、本人には問題を解決しようというモチベーションが少なからず存在する。

(もちろん、全くない場合もあるが、そこは見極められる。)

 

すると、問題が解決されないのは、

そのモチベーションを向ける具体的な矛先がわかってないだけだと考えられる。

 

では、この考えのもとで、悩み相談としての最適な行動は何か?

答えは簡単、問題点の明確化である。

 


 

例えば、子どもから”クラスでいじめが起きている“と、相談があったとする。

わりと具体的な例を出して考えてみよう。

 

中学二年生の女の子の相談。

自分のクラスでは、いじめが起きている。

いじめの対象は、小学校から仲が良かった男の子。

休み時間のたびに、みんなに叩かれたり、持ち物を隠されたり投げられたりしてる。

 

男の子たちは、「これはあそびだから!」とか言ってるけど、

あきらかに嫌がっている。

だけど、我慢してるように見える。

 

私はそれを見てて辛くて、嫌な気分になる。

でも、女の子の友達も、「あの男の子って気持ち悪いよね~」

とか言ってて、私も「そうだよね」って言わないと、標的にされそうで怖い。

 

こんなクラス、行きたくないよ。

 

さて、考えてみよう。

まず悪い返しをする人はこう答える。

 

そんな、他人のことだから気にしなくていんよ!

あなたはあなたで、自分のやりたい事すればいんよ!

とか

その気持ち、すごいわかる。

友達に共感求められたら、”うん”って言っちゃうよね。

私もそうしちゃうから、その辛さわかるよ。

とか。

 

こうみると、笑えて来るよねと。

本人は、問題をどうにかしたくて相談に来てるのに、

本人の価値観をないがしろにして、

“その問題はこう思う”と、己の価値観で相手の問題を判断し、

どうすればよいかの行動だけを示す。

 

まぁ、愚か極まりないよね。笑

 

大切なのは、

自分の抱えてる問題が何なのか、理解させること

そして、

自分なりの解決方法を模索させること

の二つである。

 

だから、大向なら、こう声をかける。

 

どうして、それが問題なの?

自分のことじゃないのに、なんで気にしてるの?

 

一般的に、”いじめ”=”悪”だとか、

“他人事”=”無関係”だとか、

こういった方程式が存在しがちではあるが、

まずは、当然を捨てる。

何が悪いかを考えさせる。

 

だって、いじめが起きてるんだよ!

だって、辛そうにしてるんだよ!

 

でも、それって、他人のことじゃん。

OOさんには、何の害もないんじゃない?

 

いや、害はあるよ、

私は嫌な気持ちになってるもん。

クラスでいじめが起きてるって嫌だもん。

 

だったら問題は、

OOさんが嫌な気持ちになってることが問題なんだね?

それで、どうしたいの?

 

いや、どうしたいとか言われても、

どうすればいいかわかんないから相談してるんよ!

 

例えば、ちょっかいだされてる男の子が、

これはいじめじゃないよって言えば満足するの?

もしかしたら、本人はよろこんでるかもしれないじゃん。

 

それはない!笑

 

どうしてそれはないって言い切れるの?

だって、OOさんも友達の前じゃニコニコしながら

一緒に気持ち悪いって言ってるんでしょ?

ニコニコしながら嫌な気持ちできるの、OOさんだけじゃないんじゃないかな?

 

いやいや!

でも、確かに私の逆で、

嫌な顔しながら喜ぶ人もおるかもしれないんだよね!笑

 

そうそう。

あとね、周りのみんなも、一緒に「気持ち悪い」っていってるかもしれないけど、

みんなもOOさんと同じように悩んでるかもしれないよね。

 

あーそれはあるかも。

言えないだけで、みんな思ってるかもしれないよねー

私も友達には言ってないし。

 

それに、いじめてる本人たちも、

楽しいからって理由で、物投げたり叩いたりしてるんかもよ?

悪気がないのかもしれないよ?

 

うーん、結局何がいいたいの?

どうすればいいの?

 

つまり、表面に出ていることで、判断するべきじゃないんだよ。

決めつけて話すことじゃないんだよ。

いじめが悪いとか、いじめられてる奴が悲しいとか。

今のところ、OOさんが、全部自分の主観で判断して、

自分で問題意識もってるだけじゃん。

 

たしかにそうかも。

 

じゃぁ、男の子たちが彼の物を投げなくなったら解決?

いじらなくなったら解決?

周りの人が彼を「気持ち悪い」と言わなくなったら解決?

ちがうよね。

 

そう言われたら、違う気がする。

 

だったら考えてごらんよ。

何がどうなったら本当の解決かを。

先生が怒って、目先のいじめを無くするのは簡単かもしれないけど、

それじゃ問題は解決しないからね。

 

そして、ここから話し合いが、1時間ほど続く。。。笑

 


さて、長々と書いたが、上の例で

何にこだわったか、おわかりだろうか?

 

そう、答えや解決策、自分の感情ではなく、

「こういう考え方もあるかもよ?」と、

相手の逆をいく価値観を出し続けているのである。

 

身長や体重を比べるとき、

自分一人では高いや重いが比べられないように、

テストの点を比べるとき、

自分一人では点が良いか悪いかが比べられないように、

 

価値観や正義、問題意識もまた、

自分一人では評価できないものなのだ。

 

だから、子どもの相談には、

意見ではなく、価値観を返す。

 

自分のものではなく、今までにあった

いろんな人の悩み相談のデータベースから、

相手が持ってない価値観を呼び出して返す。

 

そうすることによって、一つの問題を

多数の角度から問題意識することができる。

そして、子どもたちに考えさせる。

自分の抱えている問題は何なのか、

とことん考えさせる。

 

すると、その考えは、やがて一つの方向へ向かうのだが・・・

長くなったので今回はここでおしまい!

 

明日が「自分だけ不幸シリーズ」の最終回!

 

この二日の説明をもとに、

自分だけ不幸だと悩む子どもの実例を出して、

語りたいと思ってます!

 

乞うご期待!

 


“自分だけ不幸だなんてありえないから。その2” への 2 件のフィードバック

  1. 例えの話やけどイジメに関しては
    途中のやり取りは違う気がする
    最後の方がわかるけど
    とりあえず違和感ありまくりだった!

    1. まぁ、どうなるかはわからんからなー
      ありがちな話ぐらいとして、まとめたと思ったんだけどなー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です